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| 第97回日本皮膚科学会総会は平成10年5月29日から31日までの3日間、 大阪中之島のリーガロイヤルホテルにおいて開催の予定です。 日本皮膚科学会総会は我が国皮膚科学界における最大のイベントであり、 内容も最先端の基礎的研究から地域医療まで極めて幅広く多岐にわたります。そのため、バランスのとれた内容豊富な学会を目指し、鋭意準備を進めているところです。 |
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| わが国の医学、医療は21世紀を間近に控え、変革の大きな波に直面しています。 大学では拡大する境界領域や先端部門への対応、効率的かつ効果的な卒前・卒後教育の提供であり、 診療現場では厳しい医療財政状況が求める効率的医療の問題です。 |
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| このような状況下で総会を開催するにあたり、従来の研究、診療に加え、 皮膚科を取り巻く情勢と対応に関するテーマの多くしたのが今学会のひとつの特徴です。 シンポジウム「境域領域疾患としての膠原病」「皮膚科における難病への取り組み」「皮膚科を取り巻く現状と将来の展望」、ワークショップ「皮膚科と地域医療」、「世界の皮膚科と皮膚科学」、インターネットカンファレンス「画像診断」などです。 |
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| 卒前、卒後の皮膚科教育に関しても早朝セミナーを設けました。これらを通して医学、 医療を取り巻く環境の変化に対する皮膚科としての対応と今後の展望を、 みなさんとともに考えてみたいと思います。 |
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| オゾンホールと紫外線も皮膚科にとって重要な問題です。「オゾンホールと紫外線」「老化」「皮膚免疫と光」などの講演や、シンポジウム「皮膚と老化」、ワークショップ「紫外線と皮膚」など紫外線に関係したテーマも多数準備しています。これらによって紫外線と皮膚との関係を総合的に考え、今後皮膚科が積極的に取り組むべきひとつの分野を提示したいと考えています。 |
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| 恒例の土肥記念国際交換講座は創傷治癒の専門家である Miami 大学の W. H. Eaglstein 教授にお願いすることとなりました。これを機にワークショップ「人工皮膚とその応用」も設け、進歩の著しいこの領域の知見を紹介したいと思います、 今後高齢化とともに増加が予想される難治性潰瘍に関して、 貴重な情報が得られるものと期待しております。 |
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| 加えて皮膚科領域の研究の基礎となる免疫学や分子・細胞生物学の著しい進歩を効率よく提供するため、シンポジウム「細胞情報伝達」「上皮一間葉相互作用」「皮膚と免疫」を設定し、また一流の基礎医学者による招待講演「組織再生」「アポトーシス」「発癌」ほかを計画しております。 |
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| 基礎と臨床を継ぐものとしてはシンポジウム「診断のための免疫染色」、ワークショップ「乾癬の病因と病態」、特別講演として IL-6 の発見で世界的に有名な岸本忠三教授(大阪大総長) による「免疫病への挑戦」等を、また臨床に関しては、シンポジウム「スキンケア」、 教育講演「ベーチェット病」「アトピー性皮膚炎と眼」 「乾癬の病因」 「乾癬の治療」などを計画しています。 |
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| さらに1時間単位の教育コースを会期中2会場並行で合計28コース設けます。 これは若い臨床家や実地医家を対象とした企画で、診療に即役立つテーマを主体としています。 事前申し込み制ですので、日皮会誌の案内を参照のうえ、できるだけ早期に申し込んでください。 |
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| これらにより、本学会が参加者の皆さんにとって、実り多いものになることを願っております。 |
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| 吉川 邦彦 |
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(よしかわ・くにひこ) |
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| 1939年5月16日 |
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京都市生まれ |
| 1964年3月 |
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大阪大学医学部卒業 |
| 1970年3月 |
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大阪大学大学院医学研究科皮膚科学単位習得 |
| 1970年7月 |
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同大学助手 |
| 1971年 |
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米国留学、Oregon Regional Primate Research Center 客員研究員に |
| 1972年9月 |
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University of Miami 医学部皮膚科研究員 |
| 1976年3月 |
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名古屋市立大学教授 |
| 1985年1月 |
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大阪大学医学部教授(皮膚科学教室) 現在に至る |
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